岡崎市長 内田康宏のホームページ
2018年9月

市政報告(2017年11月)

2016年8月
 二期目の舵取りを担わせていただき1年が経ちました。多くの皆様のお力添えにより各施策も順調に進んでおり、この5年間で蒔いてきました事業の「種」が、「花」として咲き、皆さんの目で見て成果として感じていただくことができるようになってまいりました。
 この2~3年で各事業が次々と実現しますので、ぜひご期待ください。
 以下は平成29年11月時点における市政報告です。
  (PDF版: 1,260キロバイト
内田康宏
『岡崎まちものがたり』刊行
 市制施行100周年記念事業の主要事業の一つとして進めてきました「岡崎まちものがたり」が1月に刊行いたしました。
 総代会連絡協議会の全面的なご協力のもと、市民の皆様が編集を行ったものであり、47小学校区ごとに積み重ねてきた歴史や文化、逸話や自然、景観などを「地域の自慢」としてまとめられています。図書館等の公所、または市ホームページで閲覧することができます。

URL: http://www.city.okazaki.lg.jp/100th/topics/p020876.html
市制施行100周年記念事業エンディングイベントを開催
 昨年4月からスタートした市制100周年記念事業も、7月の市制記念式やおかざき100年祭を始め、約150の事業を展開し、3月末をもって終了いたしました。ご協力をいただきました皆様に改めて御礼申し上げます。
 エンディングセレモニーでは市民の皆さんから募集した将来の岡崎や自分へのメッセージを100周年記念事業で作成した成果品などと共に封入いたしました。 これらは10年後の市制110周年時に開封して、展示する予定です。
(平成29年3月29日 市役所東庁舎にて)
「レッドサラマンダ―」出動
 全国で唯一、本市に配備されている全地形対応車「レッドサラマンダ―」がこの7月に発生した九州北部豪雨の被災地に初めて出動しました。現地では土砂などの障害物を乗り越え、他の車両が入っていけない場所への隊員と物資の搬送などに力を発揮しました。
 災害は発生しないことが何よりですが、イザという時のために、今後も引き続き万全の体制をとってまいります。

(被災地で土砂を乗り越え走行するレッドサラマンダ―)
「藤田保健衛生大学 岡崎医療センター」プラン決定
 平成32年4月の開院を目指しています、「藤田保健衛生大学 岡崎医療センター」の概要が、2月に学校法人藤田学園から提出されました。
【主な内容】
 ・診療は救急科をはじめ22科
 ・医療ロボットなど最先端の技術や設備を導入
 ・一般病床は400床を設置
 ・医師約100名を含め、医療スタッフは総勢約700名
 ・緊急な入院や手術にも、24時間365日体制で対応
岡崎市こども発達センターオープン
 「こども発達センター すくも」は、発達に心配のある子どもに対する相談、医療、療育を総合的にサポートする複合施設として、整備されました。市民公募で選ばれた愛称「すくも」は「みんな元気にすくすく育ってほしい」という思いが込められています。
 医師、保育士、保健師などの専門スタッフが連携することで、子ども一人ひとりの特性に合った、自立や発達をサポートしていきます。
東公園の充実
 東公園の人気者である、ゾウの「ふじ子」の新しいゾウ舎が、約2年間にわたる工事を終えこの4月にリニューアルオープンいたしました。また、年末から来年春にかけ、新たな恐竜がやってくることが決まりました。
 今回増えるのは親のトリケラトプスや恐竜と一緒に写真を撮ることのできる恐竜ベンチ、すべり台やトンネルとして遊んでいただけるスピノサウルスなどです。最新の学説に基づいたリアルな作りでありながら、実際に触れて遊ぶこともできるものを予定しておりますので、ご期待ください。
子育て環境の充実
 出産後も安心して子育てができる環境づくりに努めています。
(1) 公立幼稚園を認定こども園へ移行
 平成29年4月から公立幼稚園3園(梅園・広幡・矢作)を幼保連携型認定こども園へ移行しました。認定こども園は幼児教育と保育を一体的に行う施設であり、保護者の就労状況に関わらず利用していただける施設です。
(2) 南部乳児保育園の整備
 JR岡崎駅を中心とした南部地域の保育需要の増加に即応するため、平成30年4月の供用開始を目指して南部市民センター分館敷地内に暫定的な施設として3歳未満児専用の保育園を整備します。
教育環境の充実
 すべての子どもたちが家庭事情に関わらず、未来に希望を持ち、学校生活を送ることができるための制度を充実させます。
(1) 新入学学用品費の入学前支給開始
 これまで入学後に支給していました学用品などの購入費を、平成30年度新入学の児童生徒分から入学前に受給できるよう変更します。
(2) 給食費の一部無料化
 平成28年度から始めました、4月分の給食費無料化を引き続き実施し、進級、進学時の各家庭における経済的な負担の軽減を図ってまいります。
女性活躍のための支援
 女性が職業生活においてその能力を十分に発揮し、活躍できる環境づくりとともに、性別を問わず、職業生活と家庭生活の円滑かつ継続的な両立を可能とするため、ワーク・ライフ・バランスの推進を行います。
【主な事業内容】
 ・働きたい全ての女性への就労支援⇒ マザーズ・りぶら・job cafeの開催
 ・育休中・育休復帰後における不安解消のための支援⇒ ワーママcafeの開催
 ・事業所見学による就労への不安解消⇒ 職場見学会
 ・事業所への啓発・支援のためのセミナーの開催や専門家の派遣 など
総合雨水対策事業
 気候変動により増加する大雨から“いのち”と“くらし”を守るため、市民・事業者・行政が一体となって効率的で効果的な浸水対策に取り組む総合雨水対策事業を推進し、安全安心なまちづくりの実現を目指します。
 今年度は自助・共助活動をサポートするソフト対策として、住宅の浸水被害を防ぐための止水板設置補助などを新たに展開します。
(仮称)龍北総合運動場の整備
 愛知県から移管を受ける予定の愛知県岡崎総合運動場(旧・県営グラウンド)の整備を進めてまいります。
 整備の中心となる陸上競技場においては、第3種公認に向けた改修や、観覧スタンドの設置、さらにインフィールドに天然芝を張ることで、サッカーやラグビーのグラウンドとしても活用できるようにします。併せて、テニスコート、野球場、臨時駐車場としても活用できる多目的グラウンドなどを、平成32年7月の供用開始を目指して整備を進めてまいります。
阿知和地区工業団地及びスマートインターチェンジの整備
 阿知和地区において、ものづくり産業の新たな拠点となる工業団地構想の実現に向け、引き続き検討してまいります。
 工業団地の利便性向上の鍵となります、スマートインターチェンジ開設につきまして、東名高速道路の阿知和地区が、国の準備段階調査に決定されました。併せて、山間部の地域振興のため、新東名高速道路「ネオパーサ岡崎」への設置についても、引き続き、関係機関との協議を進めてまいります。
岡崎モータースポーツフェスティバルの開催
 市制施行100周年記念事業として昨年開催された岡崎モータースポーツフェスティバルは来場者1万5千人と多くの方に楽しんでいただくことができました。
 このことを受け、今年度もモータースポーツイベントを集客の柱に据え、自動車産業を基盤とするこの地域の産業振興と交通安全啓発を柱に加え、市内外から幅広い層が来場する新たな冬のイベントとして開催します。
(仮称)額田センターの整備
 平成30年2月開館予定の(仮称)額田センターは、額田支所を中心に、市立額田図書館や森の総合駅といった周辺施設の機能を集約します。
 高度経済成長期に全国で集中して建設された公共施設やインフラは、老朽化が進行し一斉に更新時期を迎えていることから、国は地方自治体に対して、長期的な視点をもって、施設の更新や統廃合、長寿命化などを行うよう求めており、今回の整備もそうした視点に立ったものであります。
 今後も、安全で持続可能な公共施設等の管理に努めてまいります。
乙川リバーフロント地区整備
 乙川リバーフロント地区においては、これまでに、殿橋・明代橋のライトアップや殿橋下流の河川敷などの整備が行われてきました。
 引き続き、着実に整備を進めることで、公共投資を一つの呼び水にして地域の価値を高め、このエリアに住みたい、出店したい、事業をしたい、という機運を高め、より大きなまちづくりの動きや経済効果を生み出してまいります。
【今後の整備予定】
 ・(仮称)乙川人道橋…平成31年6月完成予定
 ・(仮称)岡崎セントラルアベニュー…平成31年度完成予定
 ・徳川四天王石像…セントラルアベニューに設置
 ソフト事業では「おとがワ!ンダーランド」をはじめ、「観光船の運航」や「岡崎泰平の祈り」など民間主導のかわまちづくりが動き出しております。
 今後も継続して事業を実施すると共に、新たな公民連携事業にチャレンジすることで、「観光産業都市 岡崎」としての基盤づくりに繋げてまいります。
岡崎城跡の整備
 リバーフロント地区の整備によって発見された「菅生川端石垣」は全長400mの直線的な石垣としては国内最長であることや、その後の調査で石垣の構築方法や数種類の刻印が確認されるなど、史跡としての価値がますます高まっています。
 今後は石垣の保存修理の方法の検討をはじめ本丸月見櫓などの発掘調査の実施をとおして、岡崎城跡をできるだけ本来の姿に戻す視点に立った整備を行ってまいります。
JR岡崎駅前の交流拠点整備の核となる施設が完成
 現在進めておりますJR岡崎駅前の交流拠点整備の核となる商業施設が10月に完成を迎えました。
 今後も引き続き、JR岡崎駅と商業施設をつなぐペデストリアンデッキや公園など駅前広場の一体的な整備を行うことで、岡崎市南部の拠点づくりを進めてまいります。
【商業施設の主な内容】
 ・レストラン(107席)、カフェ(48席)
 ・コンベンションホール(着席175名、立席310名)
 ・多目的ホール(100名収容可能)
 ・宿泊施設(オーベルジュ:10室)
【今後の予定】
 ・平成30年3月  公園整備完了
 ・平成31年10月 ペデストリアンデッキ完成
東岡崎駅北東街区有効活用事業の事業予定者が決定
 乙川リバーフロント地区において進めている、東岡崎駅北東街区有効活用事業の事業予定者が2月に決定しました。
 今後はペデストリアンデッキや若き日の徳川家康公像同様に平成31年度当初の供用開始を目指して事業を進めてまいります。

【提案時の施設内容】
 ・店舗/レストラン、カフェ、コンビニエンスストアなど
 ・都市型ビジネスホテル(シングル102室、ツイン8室)
 ・駐車場(約200台)、駐輪場(約1,400台)

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