岡崎市長 内田康宏のホームページ
二期目に向けての目標

市政報告(2015年10月)

内田康宏  平成24年の市長就任以来、皆様にお約束した公約につきましては、私学助成の拡充や、ワクチン接種に対する補助、そして、岡崎活性化本部の立ち上げや、市民対話集会の開催、さらには南部地域への大学病院の進出決定など着実に推進してまいりました。
 岡崎市は、今年は家康公顕彰400年、さらに翌28年度には市制施行100周年といった歴史的に大きな節目の年を迎えます。私共は、これを絶好の機会と捉え、岡崎独自の歴史的文化遺産と乙川の水辺空間を活かした、「観光産業都市 岡崎」としてのまちづくりを図ってまいります。
 以下は、平成27年10月時点における市政報告です。
  (PDF版: 1,134キロバイト
岡崎流事業仕分けで改革とサービスの向上を進めます
市民会館リニューアル
 施設の長寿命化をはかる市民会館については、来年10月のリニューアルオープンを目指し、本年9月から改修工事に着手しました。施設の安全性の確保を図ることを最大の目的としつつ、舞台の拡張や座席を一新して広くするなどのホールの機能向上に加えて、バリアフリー化も実施します。
 また、せきれいホールについても、調査により、20年以上の耐久性があることが判明したため、 必要最小限の改修による長寿命化を検討していきます。
民間病院の活用と連携による地域医療格差の是正と医療福祉の充実をはかります
岡崎市南部に大学病院進出
 昨年、学校法人藤田学園による大学病院の建設合意に加え、今年3月には新たな協定を結ぶことができました。
 今後は、平成32年の開院に向けた病院整備に併せて、周辺道路の整備もすすめていきます。
◎主な協定内容
(1) 大学病院の整備及び運営に関する協定
・大学病院は一般病床400床規模とすること
・大学病院は第2次救急医療を24時間体制で通年実施すること
・市は救急医療体制整備のための財政支援を行うこと
(2) 土地売買等に関する協定
・市は岡崎駅南土地区画整理組合から保留地を取得すること
市民病院、福祉施設の充実 産前産後ホームヘルプサービス事業
 市民病院の診療体制充実のため整備を進めていました「救命救急センター棟」が9月に供用開始となりました。
 また、市民病院の周辺には、平成28年4月に、重度の心身障害児を療育する「県立第二青い鳥学園」が、翌29年4月には発達障害又はその疑いのある子どもの健全な発達を総合的にサポートする「こども発達センター」が順次オープンします。
 妊娠中及び出産後6ヶ月以内で、日中家族等から支援が受けられない方を対象に、ホームヘルパー等を派遣して、家事や育児等の支援を行います。

◎サービス内容
(1) 食事の準備、掃除、洗濯、買い物等家事に関すること
(2) 育児介助、赤ちゃんの兄姉の世話等育児に関すること
◎利用料金 600円/時間
※生活保護世帯・市町村民税非課税世帯は無料
東南海地震や集中豪雨などに備える、安全な街づくり
床上浸水対策特別緊急事業、総合雨水対策計画策定 中島雨水ポンプ場完成
 平成20年8月末豪雨による甚大な被害を受け、緊急的に進めてきた、本市施工の占部川、愛知県が施工する伊賀川始め4河川の改修が平成27年度中に完了する予定です。
 今後は、頻発する局地的な集中豪雨等に対し被害を軽減するため、平成28年度の公表を目指し、市民・事業者・行政が一体となって取り組む「総合雨水対策計画」の策定を推進していきます。

全小学生に防犯ブザーを配布

 これまで小学生に配布していました防犯ホイッスルに替えて、より使いやすい防犯ブザーを全小学生に配布しました。
 近年のゲリラ豪雨による甚大な浸水被害を解消するため、一級河川広田川の床上浸水対策特別緊急事業に合わせて、中島雨水ポンプ場の整備が進められ、平成27年4月に完成しました。
 この施設の完成により、中島地区の浸水被害を大幅に軽減できるものと 期待しています。

地域の防災力向上

自主防災組織による防災用資機材の購入等を支援します。
人づくりの根幹である教育環境を充実させます 小中給食の無料化と私学助成の復活と拡大を目ざします
小学校校舎等整備業務 学校給食無料化に関する検討
 児童数の増加の見込まれる3小学校について、校舎の整備を行います。
【平成27年度事業内容】
・矢作北小学校:用地購入、造成設計等
・岡崎小学校:実施設計、地質調査
・常磐南小学校:実施設計、地質調査
 これまでの検討の結果、年額約16億円の給食費の全額無償化は困難であることから次善の策として平成28年度からの一部無償化を目指して、現在、規模や実施期間等の調整を行っています。
新リバーフロント計画による機能的で美しい河川整備を推進します
「かわまちづくり支援制度」の登録認定 キックオフフォーラムの開催
 今年3月、愛知県が管理する河川では初となる「かわまちづくり支援制度」の登録認定を国からいただきました。また、4月には今年度の国からの交付金が、岡崎市の要求額に対して満額回答をいただくことができ、幸先のよいスタートを切ることができました。
 「かわまちづくり」や「中央緑道活用」などをテーマに、市民や専門家などが具体的な利活用について意見交換を行うワークショップを開催し、まちの課題の抽出と解決の方向性を導き出します。
乙川リバーフロント計画がいよいよ本格スタート
 いよいよ本格スタートするリバーフロント地区の整備については、当面は、来年の市制施行100周年という大きな節目の年に、リバーフロント地区の整備が進んでいることが実感できるように、殿橋と明代橋のライトアップのほか、殿橋より下流の岡崎公園側(乙川右岸)のエリアを重点的に整備してまいります。
 また、徳川四天王の石像については、専門家の皆さんと協議の上でデザインも概ね決まり、今年度中に制作がスタートする予定となっております。乙川人道橋についても、平成29年度末の完成を目指して、今年度より工事に着手します。
岡崎の顔である中心市街地、鉄道駅の周辺を整備します
東岡崎駅周辺整備
 岡崎の玄関口である東岡崎駅の整備については、ペデストリアンデッキ(空中回廊)の設置など、魅力発信の拠点のひとつとして乙川リバーフロント計画との一体整備を進めていきます。
 また、家康公生誕の地をPRするため、市民の皆さんの協力によって、若き日の家康公像の設置を進めるため、デザインコンクールを実施したところ、小学生から大人まで、合計990点の応募をいただくことができました。
環境にやさしいエネルギーを取り入れたエネルギー対策 市民対話集会の開催と市民なんでも目安箱の設置をします
新エネルギーシステム設置等補助業務 市民対話集会の開催
 温室効果ガスの抑制のため、新エネルギーシステムの設置や次世代自動車の購入等の支援を拡大しました。
 平成25・26年度で計19回の市民対話集会を開催し市内すべての学区から地域の課題や個別の要望などを直接お伺いすることができました。今年度は、市内で活動する団体を対象とした対話集会を行っています。
 また、目安箱の設置や、小学生から大人まで様々な方を対象とした講演会を実施するなど、市民との対話を重視した市政運営を行っています。
未来に備えた都市基盤整備は優先順位の高い事業として進めます 額田地区への企業誘致及び山間地の環境保全に 取り組みます
牧内跨線橋開通 額田木の駅プロジェクト開駅
 東海道本線「牧内踏切」の渋滞解消及び、矢作地区の南北交通の確保を目指す都市計画道路矢作桜井線の鉄道立体交差部として牧内跨線橋が平成27年2月に完成しました。これにより、渋滞解消はもとより、自動車、歩行者の安全性の向上に繋がるものと期待しております。
 額田地域で森林再生と地域の活性化を目的とした「額田木の駅プロジェクト」が始まりました。
 間伐材を額田地域の登録商店で使える商品券を引き換え、地元で消費してもらうことによって、地域経済の活性化にも寄与することが期待されています。
岡崎ブランドを育てて、地産地消の農業を進めます
岡崎ビジネスサポートセンターの充実 農林産品ブランド化・6次産業化支援
 岡崎市の経済を支える中小企業を支援するため、商工会議所と共同で開設した「Oka-Biz(おかビズ)」は平成26年度の相談実績は約1700件、相談者のリピート率は70%を超え、行列のできる相談所として全国から注目を集めています。
 また、女性の視点を活かしたサポートを実施している取り組みが高く評価され、愛知県内初となる、内閣府の「女性のチャレンジ支援賞」を受賞いたしました。
 生産から加工・販売の一体化など、戦略的な農産物加工品の開発及び販路開拓に係る取り組みに対して、支援します。

◎補助率
 事業費の2分の1以内(限度額50万円)
◎支援対象
 岡崎市内の農家又は農家を含む団体
市民も余暇に家族で遊べる周辺観光の活性化をします
東公園に実物大の恐竜モニュメントが出現
 平成27年3月29日(日)、市内の篤志家の寄附による、実物大の恐竜モニュメント5体が東公園に設置され、連日多くの親子で賑わっています。
 将来的には東名高速道路の東側の森林に物語性のあるジオラマ風での展示を考えています。また、不足している駐車場の確保に向けた調査を進めてまいります。
岡崎活性化本部を設置 歴史遺産を活かした観光産業都市を創造
 家康公薨去四百年という記念の年に、家康公生誕の地「岡崎市」と、出世の地「浜松市」、そして大御所の地「静岡市」のゆかりの三市が連携して記念事業を展開し、家康公の功績を改めて発信すると共に、観光産業の充実を図っています。
 岡崎市では、よしもとクリエイティブ・エージェンシーのご協力のもと、8月にはなんばグランド花月にて、岡崎を舞台にした「ご当地版よしもと新喜劇」を上演し、私も自ら舞台にあがり岡崎のPRを行ってきました。
(※この地域では9月26日に放送されました。なお、当初は10月17日の放送予定でしたが、番組編成の都合上、変更となってしまいました。ご覧になれなかった皆様にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。)
◎今後の主な事業
家康公四百年祭 岡崎城まつり 泰平の祈りプロジェクト
 家康公の功績を振り返るドーム型大型映像シアターや、江戸時代の遊びや食文化を体験できるコーナーを通じて、家康公や江戸時代を見つめ直すきっかけとします。
期間:平成27年10月30日(金)~ 11月3日(祝)、場所:岡崎公園 多目的広場
 三市連携事業のエンディングセレモニーとして、青く光るLEDボール3万個を乙川(殿橋~名鉄鉄橋)に流す「泰平の祈りプロジェクト」を実施します。美しい夜の乙川の流れを、ぜひ、ご覧ください。
開催日:平成27年12月26日(土)、場所:乙川(殿橋~名鉄鉄橋)
市制施行100周年 「新世紀岡崎・飛躍祭(100歳)」
岡崎市制100周年記念事業
 平成28年は岡崎市の市制施行100周年といった大きな節目の年を迎えます。
 岡崎の新たな世紀の始まりとして、事業全体を「新世紀岡崎・飛躍祭(100歳)」と名付けて、単なる一過性の祭典ではなく、これまでの岡崎を振り返り、将来のまちづくりに繋がる記念事業を展開してまいります。
◎主な事業
岡崎さくら100年プロジェクト 岡崎まちものがたり作成事業
 先人から受け継がれた桜の保護や新たな名所づくりを行い「桜のまち岡崎」を目指します。
【事業の内容】
・桜を市の花に追加
・岡崎公園周辺の桜の保護再生
・桜の並木、スポットづくり
 全小学校区ごとの地域の魅力を一冊の記念誌としてまとめ、100周年時の地域の姿を次世代へ引き継ぎます
【掲載内容】
・学区の概要、年表
・魅力(景観、名所旧跡、産業、伝統など)
・学区の特徴(お祭り、行事など)
市民プロジェクト支援事業 (市民の皆さんが実施する新たな取り組みに対して支援を行います)
赤い糸プロジェクト (岡崎の既存資源などを新たな発想や他のモノと結び付け、魅力ある新商品を開発します)
おかざき100年祭 (平成28年7月2日、3日に市民が参加できるイベントを開催します)
HOPEプロジェクト (スポーツ、アート、サイエンスの分野で各種教室を開催し、子ども達の刺激の場とします)

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